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亜細亜的快適就職日記16
   
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マレーシア・マラッカ






























     完璧ではない経営者の凄さ     ไม่เป็นไร


H氏と私が携わっているJAPAN SALES SECTIONの
ひと月のアベレージは、

原料Aを使って商品化したものが、
月1,500トンX700ドル(商品平均単価)

原料Bを使って商品化したものが、
月300トンX550ドル(商品平均単価)

月の売上としては、結構な数字で、
社内の40%の売上。

タイの写真

ちなみに、タイ国内、ステイーさんグループ担当も
ほぼ同じの40%の売上。

常務グループの韓国、台湾、東南アジア、中国、
アメリカが20%で、

その半分が中国マーケットだが、基本的に日系の
商社が絡んでいるので、営業の大半は、我々が
受け持っているのだ。

我々が受け持っている中で一番のお客様OY社は、シェアが
何と40%で、一年の売上からすれば、何億になるんだろうと
思うと、本当に、常客である筈なのだが、、、

タイの仕事

然しながら、H氏を見ていると、首をかしげる行為を
よく取るのだ。


OY社は弊社の社長とOY社の前社長とで業界の先駆者として
一時代を築き上げ、現在は、双方、長男が現場を
仕切っている状態だ。


そのOY社のT社長は、父親譲りの押しが強い人物で、
H氏より1回り半年齢が下でがあるが、思い通りに
ならない時には、我々を怒鳴りつけるのだ。


バンコクの写真

ただ、私からすれば、「お客様あっての営業実績」だし、
電話で怒られたところ、痛くも痒くもないし、まして、
その様なストレートに押してくるタイプは、
根がないのでやり易い部分もあると思うのだが、、、


H氏は違うのだ。自衛隊上がりで辛抱強いのか、
或いは彼の出身地、いや、タイ社会特有の争いごとを
好まない性格に同化したのか、怒鳴りつけられ、
ガンガンに打たれ続けて、少し言葉を返すものの、
驚くほど、このタイプには弱いみたいで、
電話を切った後に、取り乱してしまうのだ。

何ちゃって怒りモード

①T社長から電話で怒られた後、
不愉快な思いをした内容を話を大きくして話す。
怒られ指数にもよるが、だいたい数件の会社に電話するのだが、
1時間前後喋らないと気が済まない様だ。


②OY社の初代社長と元T社長の間に、T社長が一人前になる前に、
Mさんと言う方が社長だったらしく、そのMさんは、現在、
相談役で会社に残っているものの、T社長と折り合いが悪く、
H氏とのFAX のやり取りと内容は何か見たくないものを
見てしまった様な感じになる。破棄してしまいたいが、
その内容にも専務、私もサインをするのだが、流石に、
ひどい内容なので、この分は、英訳、中国語訳は
遠慮させて貰っている。


まあ、どんな会社にもこの手の人間模様があるのだろうが、
時々こうやっておっさんは暴走してしまう時がある、、、

タイの写真

ただ、その事で先輩のH氏に苦言を呈するのはどうかなあと思って
人間ウオッチングをする程度に留めた。


また、あまりにもひどい時は、二日ほど無視をすると、
上記の行為をやめてもらるのだ、、、


それから、当業界は、何かと人間関係が超複雑で、
取引先の営業マンもいろいろとカマをかけて話を持って来る。
私の場合は、「まだ、当業界は慣れていないので、
いろいろと教えてください。」と切り返す方がいい様だ、、、

タイの写真

笑えるのが、社長とH氏は、よくそれに引っ掛かって、社長とH氏で、
社長「Hさん、ひどいよ、口軽いんだから,、、」
H氏「駄目ですよ。社長、あの事だけは言っちゃまずいですよ。」


実際は二人とも、社長がいい飛ばした時には、
H氏のせいにして、
H氏が口を滑らせた時には、社長のせいにする。
何故か、息が合っているのだ。

専務曰く、「社長は数字にも強いし、お客さんも多い。
でも、口が軽いのが玉にキズなので、私が出張中で接待の時は、
ちょっと気にしててね」と言われ、

タイの写真

接待当日、日本の教育勅語を披露された後、小学校の時の
日本人の女の先生から可愛がってもらった昔話等日本人
好みの話をされ、盛り上がった所で、まんまと商社マンの
駆け引きに引っ掛かってしまい、最低ラインの単価を
喋ってしまったのだ。


それでも、弊社の営業数字が落ちないのか、
要因は矢張り、社長にあるのだろうか。


ビジネス上、厳しい話をされる顔を見ていると
専務の顔とダブって見え、馬鹿話でオチャらけ
たっぷりの時の顔は常務の顔とダブって見えるのだ。
その、二面性と柔軟性の奥深さに台湾華僑の実業家の
社長の姿があるのかもしれない。

タイの写真

お客さんの前で見せるあのふざけた顔を見てると、まるで
3歳の子供がそのまんま大きくなって社長になった感じで、
実際に、顔だけで人をとことん笑わせる人はあまり
いないだろう、、、


完璧なビジネスマンよりも少々ぬけてるほうがいい、、、
そうやって教えてくれてる様な気がするのは
少しだけ歳を取ったせいだろうか、、、


H氏の暴走や緊迫したビジネス・シーンもそんな社長のユーモアや
包容力でかき消されてしまう、、、