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ドイメーサロン











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官能小説と遠投150メートル ไม่เป็นไร
タイでの仕事が長くなると、いや、どの国でもそうなのだろうか。
同じ国に長くいるとその国のいいところも悪いところもしみついて
来るのだろうか。
さしずめ、同じ営業部のH氏は、同年代でのパソコンのスキルが
極めて低い私よりも一回り半ほど歳が離れている世代で、
パソコンが出来ないどころか会社から7年も働いているのに、
社内用のパソコンすら与えられていない。
もっぱら、仕事は電話とファックスと言う古典的な
オフィス・ワークだ。
言い換えれば、仕事の量は極めて少なく |
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英語、日本語、中国語のメールが来て、それに対するQUOTATION, |
SALES CONTRACT、それにオーダー後のシッピング・
スケジュールの案内、管理、クレーム処理も、食品業界未経験
の私に任せきりで、ちょっと自身のない文面でも、いつもサインの
欄に◎をつける。
本当に、いいのかよと時折思う。(寛大なのか、いい加減なのか?)
H氏の一日は、1時間置きに最低1回。いや、平均1.5回
から2回、営業部のオフィスと会議室のちょうど間にある
喫煙スペースに言ってタバコを吸う事だ。

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それにしても、この人も自慢が好きだ。
中学の英語の先生の教員免許を
持っている事。
日本では当業界では有名な所に働いて、
海外進出で先陣を切ってバンコクに来て
海外営業部の部長だった事。
それぐらいの自慢で有れば、いいが、 |
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学生時代はとても女生徒にもてていた。
(この手の自慢をするおっさんは、たまにいると思う。)
実家は田舎の名家で、隣町に行っても、年寄りが頭を下げていた。
(参勤交代と勘違いしているのかも)
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社会人時代野球部で、名ショートで、
外野もこなすユーテイリティー・
プレイヤーだった。
(ユーテイリティー・プレイヤーとは言わず、 彼的表現では万能選手。
万能ねぎの間違いかと思った。) |
それも、先日聞いた自慢の内容と同じ話を聞かされることが
しばしばあるが、毎日話が少しずつ大きくなってくる。
入社当時、聞いた話では、センターからバックホームで
キャッチャーにノー・バウンドで放れる。

まあ、遠投で言えば、100メートル大丈夫やろう。
(実際は、社会人の都市対抗レベルではなさそうなので、
その距離は100はないだろう。)
↓
フェンス際からキャッチャー・ミットまでダイレクトで投げれていた。
120メートル級の強肩選手だった。(いや、120はない。)
↓
フェンス際からバックネットまで投げていた。遠投150メートルの
鉄砲肩だった。
H氏は、叔父さんのコネで、日本では食品の
ある業界では有名な会社に入れたらしいが
もともと自衛隊出身である。
訓練中に、射撃の訓練で鉄砲を使って いたので、遠投と鉄砲が重なって
鉄砲肩と言っているのかもしれない |

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150メートル。そこまで、数字的にも法螺を吹かれると、
逆に大笑いしてしまう。今後、どんどん法螺数字が伸るのだろうか、、、
バンコクにカオサン通りという安宿街があるが、そこで会った
タイ人のおっちゃんは、「ジャンボ尾崎と青木功」と
親友だと言っていたが、それに近い現象なのだろうか、、、
さて、H氏にとって会社での日課で欠かせないのが、「官能小説」
作成だ。

会社からパソコンを与えられていないため、自前のワープロを
持って来て、暇なとき、いや、忙しい時も官能小説を
書いているのだ。
余りその様なものは、覗くべきではないが、H氏はストーリーを喋る。
見てみると、官能小説と言うより、ここでも「Hさん、あなたは
優しいのねえ。」「Hさん、格好いいねえ。」と手前を
褒める内容が主で、まあ、ここまで自分自身を愛している
H氏が少々素敵に思えた。
H氏宛てにファックスが流れて来て、数分後、「これ、お前さんの
サインをしてさあ、後はファックス係りに渡しといて」
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良く見ると、返事を急いでいる様な
内容だったが、流石H氏。
「本日保留。」と4文字で、それも
相当小さな字で書いているのだ。
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これは、余談ではあるが、ホームページ編集等の知識で、
文字サイズでアルファベットが1字に対して、平仮名、カタカナ、
漢字は2字分に値し(1字X2のサイズ)、タイ語に関しては、
4字分(2X2のサイズ)になる故、タイ人は英語で文字を書くと、
ほとんどの人が日本人にとって相当、小さな文字に見える。
H氏もタイ人の文字サイズに慣れてしまったのか、、、
それにしても、凄いのが台湾人経営者一族だ。H氏のその様な、
官能小説を書いているのも、全く、気にしていない。H氏がタバコを
吸いに行っている間、専務がH氏のその書きかけのワープロの
内容を見て、「にこっと」笑って、その場を後にした。

日本ではあり得ない様な空間。それは、華僑系の会社、
タイにあるのだ。
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