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爾自(にじ)神社
爾自神社の本殿の裏に祀られている高さ2.7メートルの岩を「東風(こち)石」と言う。
神功皇后が三韓出兵のとき出航の順風を祈ったころ、この石が二つに割れ、そこから爽やかな
東風が吹き出しと故事に記されているとの事。
また時代はめぐり、江戸時代、平戸藩は朝鮮通信使の接待を壱岐の島のの勝本浦で行っていた。
然しながら、風待ちで逗留が長く続くと平戸藩の財政が逼迫するので、必死でこの東風石に順風を
祈願したと言うのだ。
東風石前に寄進された石灯篭は「寛文十一(一六七一)」と刻まれ、お伊勢さん参りの道中安全祈願
と成就の献納だという。 |
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