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オカマからぼたもち ไม่เป็นไร
バンコクのど真ん中に引っ越し、家賃も安いので、まあ、何とか
やっていけそうだと思った時、そこに落とし穴があった。
バンコクでのアパート探しは即決してはならないと言う法則があると
本で読んだことがあったが、その実行を怠ってとんでもない目に
遭った。
その即決してならないと言うのは、昼間と夜ではアパート界隈の
様相が全く違う所があり、昼間は静かでも夜になるとアパートの
前に夜遅くまで露店や屋台で賑わったりして、深夜過ぎまで
うるさくて眠れないとか、、、

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いや、それならまだ健全さが残っている。
私が住むアパートと隣接しているビルの1階、2階には「ニューハーフ・バー」が数件テナントで入っていて、夜の3時ぐらいまでガンガン音楽をかけていて、そこで世の中は物好きな奴がいるのか、特に欧米系の同性愛者が、ラブホテル替わりに使っているのだ。 |
うるさいは、怪しいはで、読み残しの新聞や雑誌が部屋にあったが、
私が越して来る前に住んでいた住人は中国大陸から来た人と思わるが、
彼らはそう言った趣味を持っていないので、つくづく、どんな
ところでも生きていける中国人のタフさに感心するものの、
自分にはちょっと無理があった。
手持ちのお金も少なくなって来た。即、人材紹介会社に登録に行こう。
そう思って現地で就職している後輩からの情報を頼りに
就職活動再スタート。
R社に電話をすると、アパートと会社が徒歩
10分圏内なので、用意出来次第会えるとの事で、
1時間後にアポを取った。
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出て来た男性は、スポーツマンタイプの20代後半の日本人男性と、
華僑系と思われる日本語が超ペラペラと言うか、タイ人と
言われなければ日本人と思えてしまう品のいい貴婦人だった。
前回行った人材派遣会社と同じ段取りで、日本語、英語での
アンケート記入後、日本語、英語での面接。(本来なら、タイ語の
面接もあるのだが、来たばかりで現在勉強中と言う事で免除になる。)

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タイ人の貴婦人(社長)との英語の面接で、
「ひと月の給料は幾ら欲しいですか?」と聞かれ
後輩のアドバイスでは「fifty thousands baths
(5万バーツ)」と答えた方が、特に工学系の
技術や工場管理の仕事をしていないかぎり、
いいだろうと言う事だったが、ここはちょっとボケて、
ひよっとすると6万バーツの仕事を紹介してくれる
かもしれないと思い、50万バーツと言って
ボケてみようかなあと思い「fifty hundred thousands」
と言うと、あれほど冷静だった
社長の顔が崩れようとしている。 |
その後、「タイに来た目的は?」「タイを好きですか?」
「どんな所が好きですか?」等の質問を受け、最後にもう
一度質問します。
「ひと月の給料は幾ら欲しいですか?」と再び聞かれ、何で
2回も突っ込むねんと思いながら、じゃあ再びボケさせて
頂きましょう。
「at least(少なくとも), fifty hundred thousands」と
すまして言うと、うけまくっている。

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やった、うけた。うけた。万歳。
いや、ボケも大ボケで、「fifty hundred
thousands」は500万円で、「five hundred
thousands(50万)」
が正しいボケ方なのだ。 |
社長曰く、ボケようとていたのが、解ったらしいが、本当に大ボケ
だったので可笑しかったと、、、おいおい、突っ込み今かよ、、、
然しながら、面接でノッていたのである。
日本人男性に正直にボケようと思った事、初めてのタイでの就職で
6万バーツ月に貰えればいいかなあと思った事。その割には詳しい
相場を知らない事を白状すると、彼は「ちょっと待って下さい。」と
言って席を立ち、数分後戻ってきた。
彼の口から出た言葉、「少なくとも2週間以内に
決めましょうか。」先ず1社目は明後日バンコク
郊外の台湾華僑の食品関連の営業の仕事で、
主に日本のお客様とメールのやり取り、
クレーム処理、現地接待等との事。
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バンコクの地理に疎いこと。バンコクの物価が意外に高いこと
(日本と比べるとうんと安い)。それに、「ニュー・ハーフのバー」の
深夜までの騒音を考えるとバンコク郊外の会社とは自身も望んでいた。
深夜のオカマのショーがうっとうしくて、バンコクの安宿アパート
暮らしがちょっと辛いなあと思っていた時に、いい案件が、、、
これって、アパートの棚でなくて近所のオカマからぼたもちが
落ちてきたのかも、、、 |
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